平成27年11月2日(月)群馬県のニューサンピア高崎にて、「健康お届け会員感謝フェア」を記念して、リフレプラス配合主成分イソサミジンの素材原料メーカーのタカラバイオ株式会社とLBM原料メーカーの野田食菌工業株式会社から講師をお招きして、「免疫と健康~機能性素材で健康寿命を延ばそう~」と題して特別講演会が開催されました。その中でそれぞれの素材の特徴と効果について、データに基づいたお話をしていただきました。
前半は、タカラバイオ株式会社から高橋渡先生をお招きして、①TakaRaグループの概要、②排尿障害とイソサミジンについての講演をしていただきました。
タカラグループは、焼酎、日本酒、宝本みりんなどの製造をしている私達にとってはお馴染みの宝酒造と、それとは事業内容の違うタカラバイオ株式会社・宝ヘルスケア株式会社が分社化してそれぞれに運営しています。
タカラバイオ株式会社は遺伝子工学の研究をしており、IPS細胞を研究してノーベル賞を受賞した京都大学の山中教授などの研究者が使う試薬品・機械の研究および試験を事業としています。
タカラバイオ株式会社の研究から発生した健康食品・機能性食品の販売部門が宝ヘルスケア株式会社です。
またタカラバイオの社会的評価は高く、2014年「日経バイオテク」のバイオ企業番付で最高級の横綱に輝いています。研究の方向性は「医食同源」であり、日本古来の食経験のある伝承食品に着目、その機能性・安全性を研究し、エビデンスを解明して製品化しています。
排尿障害とイソサミジン
日本は平均寿命世界一ですが、健康で自立した生活を送れる期間である“健康寿命”はそれほど長くはないと言われています。その要因の一つとして、頻尿などの排尿障害により、夜間頻尿で何度も夜中に起きて睡眠不足になり免疫力低下、その結果脳梗塞などで要介護、要支援の状態になっているのが実情です。排尿障害の症状は日本では、約800万人で、21世紀の国民病と言われています。過活動膀胱においては、60代以上で約4人に1人とも言われています。
排尿障害の主な原因は、前立腺肥大(男性)過活動膀胱(男性&女性)腹圧性尿失禁(女性)で、症状は残尿感、頻尿、尿路途絶、尿意切迫感、尿勢低下、腹圧排尿、夜間頻尿、切迫性尿失禁などです。特に寒くなると過活動膀胱の症状を訴える人が増えるそうです。
タカラバイオの研究で血管の伸び縮みが悪くなって起こる動脈硬化が屋久島原産のボタンボウフウに含まれるイソサミジンが有効であるとわかってきました。そんな時、“膀胱”にも動物実験で有効性を確認し、次に臨床試験でも有効性を確認しました。
また2014年10月には、日本泌尿器科学会のシンポジウムで、ボタンボウフウの研究発表をしました。
ボタンボウフウは、九州南部から沖縄の海岸沿いに自生するセリ科の多年草ですが、イソサミジンは屋久島原産のボタンボウフウにのみ含まれているそうです。 そのイソサミジンの排尿筋・前立腺・排尿機能・過活動膀胱のヒト試験のデータから改善作用が認められ、特に過活動膀胱は8割の改善効果が認められています。
また、前立腺肥大を抑制するノコギリヤシ・女性に多い腹圧性尿失禁の改善効果のあるペポカボチャ種子エキスを併用することにより改善効果はさらに高まっています。
排尿障害は人にはなかなか言いづらい症状ですが、かなり辛く、多くの方が悩んでいる事がわかりました。
単一成分で利き目がシャープな薬とは違い、機能性食品にはたくさんの成分が入っているので緩やかに作用します。イソサミジン・ノコギリヤシ・ペポカボチャなどの機能性食品をこれからもっと多くの方に知っていただき、健康寿命を伸ばして事実上の平均寿命世界一に輝いてほしいと願います。
(文:芳賀陽子)
【参考】
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タカラバイオなど、植物「ボタンボウフウ」の排尿機能改善作用を実証(2012/08/29 マイナビニュース)
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